
価格:¥ 3,800
NHKエンタープライズ (2005-05-27)
メディア:DVD (43 min)
カスタマーレビュー(平均おすすめ度:5.0)
有終の美スカイラインという車の持つ歴史の重みを感じることが出来る作品です。
戦後発足した小規模ながら高い技術力を持つプリンス自動車工業。レースにスカイラインで参戦するも2度敗れ、販売台数は落ち込み、更に追い討ちをかけるように日産へ吸収・合併されることが決定する。プリンスの技術者たちは合併前の最後のレースで自らの技術力の高さを証明するため、雪辱を誓う。
レースの結果が販売台数に劇的に影響していた時代・・・レースそれ自体が熾烈な生き残り競争のように映ります。
背水の陣で挑む最後のレース、まさに有終の美という言葉がぴったりです。プリンスの技術者たちの意地・情熱・誇りというものが伝わってきます。
「負けても合併、勝っても合併。どうせならば勝って終ろうじゃないか。」という思いがあったから、最後まで諦めずに戦えたのだと思います。とても感動しました。この会社があったからスカイラインが名車として在り続けられたのだと思います。
古き良き時代戦後、雨後の筍のように新しい自動車会社が発足した。このころの自動車は単純な構造で手作りに近かったから小さな会社でも造れたのである。プリンスは飛行機屋の集まりであったから、技術は高かった。トヨタや日産のような戦前からの自動車会社に負けてなかった。
私が自動車に興味をもちはじめた時には、既にプリンスは日産に吸収合併されていた。それでもスカイラインは特別な車であった。大人になったらきっと乗ると心に誓っていた。
免許をとって実際に乗ったのは先輩のパルサー、プリンスの血を引く車である。シフトはグニャグニャ、ステアリングは重くてキックバックは強く、お世辞にも洗練されてないが、この小さな車は面白いほど速かった。
現在、スカイラインはアメリカでは好評だと聞く。しかしこの巨大で豪華になりすぎた車に、子供の頃憧れたスカイラインの面影は全くない。
名車スカイライン桜井真一郎さんは、BMWが好きだというのを、ずいぶん前に聞いたことがあります。ちょうどBMW2002の頃でしょうか?スカイライン伝統の丸型テールランプにあらわれていますね。あと、2000CCの5ナンバーにこだわったのも桜井さんでした。
でも、今の現行のスカイラインは、どうしてかつての「名車スカイライン」を開発した桜井さんのDNAが、かんじられないのでしょう。
もっと頑張れ!スカイライン。
クゥオンタムジャンプ桜井慎一郎さんの、「もう一度、プリンス自動車に入社したいですか?」という国井アナウンサーの質問に、「入りたいです。入りたいですし、とにかくあれだけ燃えられる状況に自分を追い込みたいですよ。」という言葉に感動しました。あと、R380が大事に保管され、スタジオで実際にR380のエンジンをかけるシーンはたまりませんでした。
あこがれのスカG開発者の桜井慎一郎さんには、特別な想いがあります。プリンスの54型GTは、私が幼稚園時代に見た記憶があります。そしてハコスカ。あのエンジンの音がたまらなかった。スピードメーターが240kmまで目盛られてあったのを思い出します。我が家にようやく、スカGがやってきたのは、ケン&メリーのスカイラインでした。私は小学生でしたが、親父とともに、すごくうれしかったです。子供ながらに、ドイツが誇るポルシェと、スカイラインGTがサーキットでデットヒートしたエピソードは、当時のスカイラインのカタログに掲載されていました。今でも・・“日産プリンス”という響きには愛着を感じます。でも、この番組を見て、あらためてプリンスの技術の高さには感動します。そしてR380やGT-Rも。繰り返しになりますが、当時「スカG」といえば、憧れのクルマでした。桜井さんが75歳になられた現在でも「現役」なのにも驚きました。今でこそ輸入車は簡単に手に入ります。反面、現行のスカイラインはどうでしょう?もう一度原点に戻ってプリンス時代のような・・・しびれるクルマを作って欲しいです。